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和の響きの只中に



演奏会が・・・。

中止になりました。




楽しみにしていてくださった方々、申し訳ありません。








会場は、美濃加茂市日本昭和村。


お世話になっている太鼓店、岡崎の三浦さんと話を重ねて実現するはずだった、


「楽風打」さんとの共演を待ち望んでいた機会でした。



岡崎では朝から雨が降っていた、とのこと。


小牧ではまだそのとき振ってはおらず、残念だ。。。と思っていたら


この記事を書いている今まさに、雨が降り始めました。






太鼓に、雨は厳禁です。


みなさんは、皮に対して大きな影響がある、と思われているようですが


むしろ、環(かん。持ち手としてよく使われる、胴の横にあるわっかの部分。元々は吊るす縄をかけるところ)や


鋲(びょう。皮を止めている黒い丸型の画鋲状のもの。)のほうが注意が必要です。


皮を充分に拭いて、おろそかになっていた金属部分からサビが。。。


しばしば、耳にする話です。


もちろん、そこから侵食が進みますから、大変なことになってしまいます。


しかし、本当に残念・・・・・・。




次回の演奏は、12月10日(日)、小牧市大草にある福厳寺にて、奉納演奏です。


当日は長い歴史を持つ火渡り神事が行われるお祭りで、


私も寺子屋のこどもたちも、なんと幼児部の年中・年長も演奏します。


演奏会が・・・。_c0093597_9115768.jpg


お金を納めて防火のお札をいただき、厄払いのご祈祷を受けることができます。



みなさん、ぜひお越しください。

# by drummerjj | 2006-10-01 09:12

日本語の美しさ、面白さ

めばちこになりました。

めばちこ、めこじき、めんぼ、ものもらい、

同じ日本でも土地によっていろんな名前がついていますね。

みなさんはどんな呼び方をしますか?



最近、ある本を読んでいます。

日本語って美しいなぁ、と感じる本です。

タイトルは「東京タワー」。

リリー・フランキーさんの著作です。

まだ読み途中ですが、賞を受けている話題の本というだけあって

じんわりと染み入るような感動を受けます。


それはきっと、内容を正確に、情緒豊かに伝えていく、

著者の巧みな日本語力があるからなのでしょう。


丁寧できれいな日本語に触れるだけで

自分が洗われていくような気がするから不思議です。



前の仕事で何度か、海外に行くたびに思いました。

「やっぱ日本っていいよな〜・・・」

決して、海外の国がよくないという意味ではありません。

その土地のすばらしさに触れるたびに、

今までまったく意識してこなかった

自分の国のよさに気がついていくんですよね。


でも、どうして日本が好きなのかは、よくわからないでいました。


それが今日、ピンときた気がしました。


今まで住んできたこの国で、出会ったものや感じたもの

身の回りにあったことや温度、におい、色、光や感触

そのすべてが自分の中に染み渡っていて、

からだとこころの全部をつくってきたからこそ

自分が日本を好きとかではなくて

自分自身が日本なんだと。


太鼓関係のある知人が私に言って下さった事。

「やっぱり、文化やその国の美は失われた時に感じるのではなく、

 ある時やいる時に感じたい。」




ここに生まれてきてよかった、と

また、強く思った日でした。
# by drummerjj | 2006-09-20 11:34

昭和村にて、演奏会予定

10月1日(日)、岐阜県美濃加茂市の「日本昭和村」にて演奏会を行います。


岡崎市の太鼓チーム、「楽風打」さんとジョイントです。

午前10時から30分間、楽風打さんが演奏し、

午後2時からはわたしも演奏に入ります。


第一部が私の教える寺子屋の子供達の演奏、

第二部が私と家内と二人で大太鼓ありの演奏(といっても2曲ですが)、

第三部が楽風打さんの演奏です。


今回は残念ながら一緒に同じ曲を打つ事はできませんが、

楽風打さんとは12月くらいに楽曲バトル楽曲バトル交流会!をするので

そのときに何かできるかもしれませんね。今から楽しみです。


ぜひ皆さん、昭和村!見に来て下さい!







ところで昨日、あることに気が付いて嬉しくなりました。

それは。。。





道行く車のドライバーさんほとんどが、シートベルトをきちんと着用していたのです。


それくらい当たり前と思った方。

そう思えるあなたはすばらしいと思います。

当たり前のことをちゃんとやるのが一番、大切ですよね。


でもわたしが子供の頃はランドセル背負って

学校帰りに 友達と車を見かけると 、

「あ、またシートベルトしてへんわ。おれのおかんとおとんは

 いっつも絶対してるのになぁ。

 うわ、あいつもしてへん!こいつもや!」


と文句を言いながら、帰ったものですが…。

もちろん地域によって違うんでしょうけどね。

所詮、交通事故件数ワースト1、2争いの愛知県ですし。。。


いや、もとい !

だからこそ、意識が高まってきたのかもしれないと考えてみることにしました。

自分の住む土地、地域に「所詮〜だから」なんて言っていては

やっぱりよくないですよね。



普段から、地域を愛していても、やはりよくないところを嫌ってしまう。

人間としてもちろんですが、その影で改善しようとして踏ん張っている方と共に

自分たちの考え方を変えていけば、もっと地域は盛り上がっていくのでしょうね。
# by drummerjj | 2006-09-06 11:22

2学期初稽古!

昨日は、寺子屋幼児部・小中学部共に2学期最初の稽古でした。

夏休み中はまったく活動がなかったため、かなりなまっている(?)様子。

首をかしげながら、苦笑いしながら、お互い教えあってなんとかやっていました。

不思議なもので、稽古をバリバリに積んでまったく間違えない時と

こういう、あいまいだけど助け合ってやり切ろうとしている時と

お客さまが喜ぶのはまたいろいろと違ってきたりします。


今回の稽古では、「ひさしぶりだからうまくいかないかも」と思い過ぎていると伝え、

細かい事は気にせずにバンバンやりなさい、と指導しました。

もちろんそれでも、今までかなり細かいところまで稽古してきましたから、

子供達は自分でまずいところがよくわかってしまうようで。。。

自分にダメ出しをしているようでした。

しかし気付かないことにくらべたら、かなりの成長です。

だからこそ、こういう時に

「前みたいにうまくいかない!」

という印象で終わらないように

「前より気付けるようになった!」

に転換してあげなければいけません。

こどもは素直なので、同じ内容でも自分の思ったままに

様々に形と色とにおいを変えて、こころに記憶していきます。

その小さな体験が積み重なって無意識レベルまで

価値観や個性を作っていくのです。


同じ出来事を、より良い形で記憶していく。

すべての指導者の、テーマなのでしょうね。
# by drummerjj | 2006-09-05 12:33

夏が終わる。

夏休み最後の日。実は、今日で私は28才になります。


結婚したのが21才。

ふと気が付いたら子供は4人、もう三十路は目の前。


果たして、成長できたかな?


わたしが二十歳そこそこのときに憧れた30前後の先輩たちは、

それはそれはかっこよかったものです。

生き方に美学があって、判断力があって、言葉に力があって、

考え方も大人で、あったかくて、大きくて。。。


足下にも及ばない今の自分を見つめて、思うのです。


今までは、それでも小さい自分が悔しかった。

今は、がんばってもこんなもんなら背伸びはやめよう、と思います。


そんなことよりも、「ありがたい」と思う数が増えただけでもいいじゃないか。

感謝を感じていることさえできれば、いつも「応えていきたい」と思うことができる。


それに気付いたのはいつくらいでしょうか。

力んで生きても、力を抜いて生きても、できることはきっとそんなにかわらない。

わたしをここまで支え導いてくれた、すべてのみなさんに、ありがとう。





今の私は人生を楽しんでいます。
# by drummerjj | 2006-08-31 15:12 | 自分のこと


小牧の和太鼓打ち、吉村純一のブログ。主に和太鼓における指導方針、子育てについての経験談を語ります。

by メンターじゅんいち